パーセントプログラムとは

パーセントプログラムとは欧米で公共の建造物の新・改築する場合に総建築費のうち一定の割合を美術品の買い取りに使うという制度の事です。

 正式には「Percent for Art Policy」と呼ばれています。新・改築される施設の建設費の0.5%~1%相当額をその施設の芸術環境充実のために使用する制度です。

  ニューヨーク市は、市の所有するすべての公的建築で、建築費の最初の2,000万ドルのうち最低1% を、2,000万ドルを越える部分については0.5% 以上を、芸術品に充てるよう法律化するなど、欧米では定着が進んでいます。

(左写真はこの制度を採用している西南学院大学の作品)

 AMPの目指すもの

 

わが国には僅かこの制度を採用している西南学院大学などもあるようですが、AMP欧米並みの「パーセントプログラム法」が制定され、日本中の大学、公共の建物に適用される事を願っています。

作家の厚意に依る寄附では無く作家とその作品が多くの人々から正当に評価され、それに応じた対価が支払われた美術作品の数々が社会全体に広がることが望ましいと考えます。

 

  (右写真は京都大学東一条館の彫刻家富樫実氏寄贈作品)